商品先物取引とは何か? 4月 13th, 2006 | 商品先物取引入門 | No Comments »

商品先物取引(しょうひんさきものとりひき)は、農産物や鉱工業材料等の商品を将来の一定日時に一定の価格で売買することを現時点で約束する取引です。先物取引といえば、株なども含めての話になるので、商品先物もその一種だということになりますね。
本来は、将来の価格変動リスクを管理するための手段(リスクヘッジ)として利用するものです。しかし、実際には多くが投機手段としての利用となっています。言葉的にいうと、対義語は現物取引ということになります。

この商品先物取引の主な役割は、価格変動のヘッジ機能と商品価格の調整機能です。
★ヘッジとは、商品の現物取引を行っている者が、将来の価格変動によって損失を被らないように保険を掛ける機能のこと。
<具体的な例>
アルミニウムを10,000トン輸入した商社があり、船で輸送して日本に到着するまでに1箇月かかるとします。仮に1箇月の間にアルミニウムの価格が1kgあたり10円下がったとすると、商社は1億円の損失を出すことになります。
このような場合、商品先物取引を利用して10,000トン分のアルミニウムを売っておけば値下がりによって利益が出るので、現物の損失と相殺することが出来るのです。逆に10円上がったら、先物の方で損しますが、実売での利益と相殺されるということになります。

★価格調整機能とは。。。商品先物取引では、公開の市場で多数の参加者が競り合うことで価格が決定されるので、理論上、その時点での最も公正な価格が決められるということを指します。また、先物価格を指標として生産者が生産調整を行うことがあるため、将来価格が高い場合は、生産量が増えて結果的に価格が下がり、将来価格が低い場合は、逆の現象が生じることになります。このため、商品価格の乱高下が減り、価格の安定化をもたらすと考えられているのです。ただし、仕手やファンド等の介入で価格が、ある程度乱高下する場合もありますね。実際は。銀相場におけるハント兄弟の買い占めが世界的な事象として知られていますが、結局、彼らは暴落で大損失を被ることになりはしました。

商品先物取引を金融商品として見た場合、少額の現金のみで取引できる「証拠金取引」であるため、レバレッジ効果によって利益・損失とともに莫大になりやすいです。そこが大きな魅力であるし、もっとも注意しなければならないことですね。

商品先物取引の主な対象商品(取扱商品は取引所により異なります)

<農産物>
天然ゴム
トウモロコシ
大豆ミール・一般大豆・Non-GMO大豆
小豆
アラビカコーヒー・ロブスタコーヒー
粗糖

<鉱産物>
金 → もっとも初心者向けといわれています。
銀・プラチナ・アルミニウム・パラジウム・

<原油・石油製品>
ガソリン・灯油・軽油

金先物雑感 2/2–2/6 2月 7th, 2009 | ●2009年覚書 | No Comments »

2月に入りました。北海道は雪が少ないので、日々は楽に過ごせるのですが、なにやら違和感があります。
東京金、前半はぱっとしない感じで3日続落しました。しかし、過ぎてみれば、これは前週末の上昇に対する修正売りだったということですね。それを乗り越えて地合を引き締め高値を切り上げるような形での越週となりました。
金上場投資信託(ETF)は増加を続けています。また、UBSとゴールドマン・サックスが相場見通しを上方修正しました。これらのことから、市場ムードは上昇しているようです。
利食い売りをはさみながらの上昇ですから、過熱感もありません。
週明けの東京金は、堅調な寄付きが予想されています。
一応、この週の終値をメモしておきます。(12月限)
2/2(月) 2630(-2)
2/3(火) 2595(-35)
2/4(水) 2582(-13)
2/5(木) 2615(+33)
2/6(金) 2689(+74)

来週はアメリカではオバマ大統領の景気対策が発表されるようです。野党の反対にあって、予算規模は縮小したようですが、議会は通過すると言われています。興味深いですね。

金先物雑感 1/26–1/30 1月 31st, 2009 | ●2009年覚書 | No Comments »

大方の予想通り今週は大幅な上昇で幕を開けました。
金融不安により、安全資産としての金が買われ、たまったエネルギーも放出=上放たれたという形です。このような上放たれた形は昨年11月と12月にありましたが、そのときには一週間で売り圧力が高まりました。今回も頭重い展開が続くのではないかと予想されますね。

さて、1月26日から30日の東京金先限 12月限の終値は下記のとおりでした。
26(月)2573(+140)
27(火)2609(+36)
28(水)2583(-26)
29(木)2590(-34)
30(金)2632(+83)

インドの輸入減など、実務も振るわない状態です。
しかし、一気に買い方不利ということにはならないと予想されています。

金先物雑感 01/19—01/23 1月 25th, 2009 | ●2009年覚書 | No Comments »

オバマ大統領の就任式が行われた週でした。
他国のこととはいえ、大変興味深く見ていました。日本ではあれほど国民が盛り上がるようなイベントはないな、と思いました。素晴らしいし、羨ましいことです。
ただ、市場は冷静で、就任式の日には株式市場が大きく値を下げました。ご祝儀相場になりませんでした。すぐにでも、現実に立ち戻って厳しさに向き合わねばならない、という市場のメッセージなんでしょうね。
オバマ大統領のこの人気こそが、オバマ大統領の弱点だと言った人がいます。人気が高ければ高いほど、失望を感じてしまうと、より深い失望となりますからね。さあ、これからです。
1月19日から23日の東京金先限 12月限の終値は下記のとおりでした。
19(月)2460(+77)
20(火)2421(-39)
21(水)2452(+31)
22(木)2459(+7)
23(金)2433(-26)
週明けには、大きく上げたもののその後は上にも下にも大きく動ききれない状態でした。エネルギーがたまった週と言えるのかもしれません。
途中、ユーロ安が収まった日もありました。来週は動きが出てくるのかもしれません。
週末のNY金は水準を上げました。円安傾向にもあることで、週明けは大幅な上昇が見込まれます。ひょっとしたらストップ高もあるかもしれませんね。安全資産としての金、ということもまた注目されています。

金先物雑感 01/13—01/16 1月 18th, 2009 | ●2009年覚書 | No Comments »

12日は、成人の日ということで東京金は休場でした。
実際には11日の日曜日に成人式を行う自治体が多かったのではないでしょうか。帰省して成人式に出たいという人にとっては、3連休は意味があるのかもしれません。
東京金先限 12月限の終値は下記のとおりでした。
13(火)2369(-150)
14(水)2400(+31)
15(木)2335(-65)
16(金)2383(+48)
連休明けの東京金はストップ安です。じりじりと基準が下がっていっている感じですね。ユーロがドルに対して安いというのは、NY金に取ってはマイナス要因ですね。円高ということでは、東京金にとって逆風です。

ユーロ安が落ち着いたと判断されたり、円安傾向が見えたりすると東京金も前日比プラスになったりします。

欧州の利下げの効果によってユーロは今後買われていくと予想できます。そうなれば、NY金→東京金と言う順序で持ち直してくると思われます。

1月20日にはオバマ新大統領の就任式が行われます。難しい局面ではありますが、みんなが期待しています。
適切な政策によって、景気後退にしっかりとブレーキをかけて欲しいと私も期待しています。

金先物雑感 大発会–01/09 1月 10th, 2009 | ●2009年覚書 | No Comments »

2009年の東京金は円安ドル高を受けて、買い先行で始まりました。年末年始休暇中の原油の急伸も買い方有利に働いたようです。中東の地政学的リスクが高まっていますし、ロシアの天然ガス供給問題もあります。
6日火曜日は前日比-51円、7日水曜日は逆に前日比+56円となりました。為替や原油の動きに影響されたNY金の価格変動を反映しています。
8日木曜日は、アメリカの株安を受け、失望売りも始まってNY金が下落。東京金は3桁の下落になりました。
9日はユーロ高、ドル安の中でNY金が上昇したのを受けて、東京金も買い戻されました。前日比+24円。
アメリカの雇用統計が発表されますが、その結果次第によっては米国株安→金下落ということが考えられる。12日は東京金は休場で、ワンクッション置くことが出来ますが、予断は許されない状況が続きそうです。

来週はユーロの動きにも注意が必要でしょう。イングランド銀行が8日利下げを行ったことを受けて、欧州中央銀行も追加利下げすることが予想されます。そうなるとNY金にとっては逆風です。東京金も当然その影響を受けるので、来週は軟調推移が予想されます。我慢でしょうかk。

金先物雑感 12月29日—12月30日 1月 5th, 2009 | ●2008年覚書 | No Comments »

2008年の締めくくりとなりました。株は特にひどかったですね。年間で42%ダウンというのは、強烈ですね。

東京金も下げましたが、手元の数字では15.8%の下落です。まだいいといわなければならないでしょうね。金融危機のために、投資自体にお金が行かなくなっていますが、そのなかでも「安全資産」の金の立場はとても強くなりました。重視され、買われるようになってきたのです。

前週のNY金が好調だったことを受けて、週明けの東京金も堅調でした。29日は3桁の上昇。一気に2580円まで来ました。2ヶ月ぶりの2500円大です。

30日は大納会。狭いレンジでの動きで、最終的には修正売りもあり、マイナスとなりました。売り方は、年末年始を前に手仕舞いたいという意向が強いですね。

NY金は900ドルをうかがう勢いがありますので、東京金もつられていくことは十分に可能性があります。先は暗くはないというところでしょうか。

金先物雑感 12月22日—12月26日 12月 29th, 2008 | ●2008年覚書 | No Comments »

年の瀬も押し詰まってきました。
クリスマスのあった22日からの週、東京金は天皇誕生日で23日が休場、NY金はクリスマス休みがありました。
経済、金融で大ききな動きはなかったですね。為替も90円前後で推移しました。
ただ、アメリカ経済の先行き不透明感はじわじわと高まっています。大型景気刺激策による財政赤字拡大は必至です。そのため、NY金相場では、安全資産としての金の人気は上昇しているようです。金の下ぶれは現状では考えにくいです。
東京金は週間で47円の上昇となりました。上のようなNY金の状況を考えても、買い方有利といえるでしょう。

12月30日に大納会。1月4日まで休場。1月5日が大発会ですね。

金先物雑感 12月15日—12月19日 12月 20th, 2008 | ●2008年覚書 | No Comments »

今週の東京金は、月から木まで、4日続伸しました。久しぶりのことだと思います。
これは、為替相場のユーロ高・ドル安を要因にドル建て金が上伸したためです。
円高がどんどん進んでいるにもかかわらず概ね堅調に推移しました。

最近何度も取りざたされているように、投資資金の逃避先として金の注目度が増しつつあるようです。
株は今とても不安定ですからね。
また、原油も一気に転落。
40円を割ったこともありますね。
本当に、夏のあれは、なんだったんですか?

ところで、米連邦公開市場委員会(FOMC)が事実上のゼロ金利政策を導入しました。
資金の流動性を増そうということですね。
やれることは何でもやるぞ、というアメリカの危機感は感じます。
量的緩和にも手をつけるのでしょうね。
このような動きもドル安円高を招く要因ですよね。

日銀も利下げに動きました。もう後がなくなるじゃないかと思いますが、日銀も強い決意を示したということですね。
このことは今後、金にとっては支援材料になると思います。
近いうちに資金の流れが生まれて来て、投資先が探られていくことでしょう。その場面で金は有力。
東京金は、強気買い姿勢で対処すべき局面と予想されます。

金先物雑感 12月8日—12月12日 12月 14th, 2008 | ●2008年覚書 | No Comments »

世界的な利下げの中で、東京金の地合は引き締まっています。
この週で考えると、週初めは2337円。終わりは2361円。80円のプラスで次の週へ進むことになりました。
現状、実物資産としての金は信頼感があり、金相場の下値は堅いと考えられているので、押し目買いのチャンスかもしれません。

アメリカではビッグ3の救済法案協議が決裂し、かなりまずいことになりそうです。
アメリカの議会はなかなか妥協は起きないんですね。
そこがよいところでもあるし、悪い点でもあるかもしれません。

現在日本では、雇用が大きな問題点になっていますね。ソニー、お前もか。という感じです。
大企業が簡単に解雇を始めています。それほどの、きわどい危機!なのか、またはこの機会に人員整理をしてしまえという便乗解雇なのでしょうか。
目先のことだけでは、先細りしてしまいそうですよね。

原油先物取引について 12月 10th, 2008 | 商品先物取引入門 | No Comments »

この一年原油価格は大きく変動しました。こんなに乱高下するのも珍しいのではないかと思います。ガソリン販売をはじめ、いろいろなところがその価格変動に振りまわされているようです。現在ガソリン価格は今年夏の半額近くまで下落しています。
さて、先物取引のうち、原油先物には、三つの原油指標があります。まず、ウエスト・テキサス・インターミディエートのWTIがその一つです。アメリカのテキサスで産出される大変質のいい原油のことで、ニューヨークマーカンタイル取引所で原油先物取引が行われています。次に、欧州産の北海ブレンド、中東産のドバイがあります。これらの原油指標の中で、特に世界経済の動向を動かす原油指標は、WTI原油先物だと言えます。WIT原油先物は、市場で取引される量が大変多いと言えます。

原油先物に限らず、実際に商品先物取引を始めるには、取引証拠金などの預託金が必要です。最初に預託する金額は、最低取引単位一枚が27万3000円のところが最高額で、最低は2万7千円となっています。もちろん、こうした取引証拠金は、商品によって変わってきます。実際の商品取引額は、こうした取引証拠金よりもかなり高額になり、15倍から40倍の取引額になる場合があります。

WTI原油先物の取引をするには、先物取引を扱う証券会社にまず口座を開設する必要があります。日本では、岡地、タイコム証券、SBIフィーチャーズ、小林洋行、北辰物産、フジフューチャーズが原油先物を取り扱っています。WITは、アメリカの証券取引所で取引が行われているので、日本では行われていません。それぞれ、原油先物取引をするには、証券会社に手数料を支払わなければならず、この手数料は自由化により証券会社によって違います。